賢者の選択 リーダーズ倶楽部事務局
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10月26日(金)帝国ホテル大阪にて「賢者の選択 リーダーズ倶楽部・秋のパーティー」を開催致しました。第1部は賢者の選択リーダーズ倶楽部 代表世話人の蟹瀬誠一氏より「激動する世界の情勢を読み解く」をテーマにご講話をいただきました。第2部は春のパーティーで圧倒的なステージを披露したヴァイオリニストの川井郁子氏のスペシャルコンサートから始まり、主賓からのご挨拶、参加者同士の交流、抽選会など、盛会の一夜となりました。
本日は、中国を中心とした国際情勢についてお話ししたいと思います。現在、米中貿易戦争と言われておりますが、その米中衝突で見えてくるものは2つ。一つは、アメリカの地位の低下。IMFによると世界のGDPに占めるアメリカの割合は、1991年21.5%だったのが2021年には14.3%になるだろうと予測されています。他方、中国は1991年4.4%、2021年には20%を超えると言われています。
もう一つは、政治的、経済的、軍事的な中国の勃興です。1980年、中国のGDPは3050億ドルでしたが、13兆2000億ドルと40倍に増えています。軍事予算で見れば、中国はアメリカの三分の一ですが、21世紀の戦争と言えばサイバーです。チャイナモバイルが世界に占める割合は4割、これが現実です。
膨大な情報を素早く動かせる革新技術、5G関連で言うと、2017年、特許の出願申請件数、世界トップは中国のファーウェイです。さらには、フォーブスが発表した2018年世界で最も影響力のある人物は、中国の習近平主席。2位はロシアのプーチン、3位がトランプ、4位がメルケル、安倍首相は38位です。
このように、米中逆転、日中逆転が明らかに起こり始めていることを我々は認識する必要があります。そして政治的に対立していても、日中貿易は拡大傾向にあり、しかも非常にスピードが速い。中国は日本の貿易全体の21.7%で最大の貿易国なのに対し、日本は中国にとってわずか7.4%に過ぎません。単純にみると、中国が日本を必要とするよりも、日本が中国を必要とするほうが3倍もあるのです。
IT関連で言えば、設立が10年以内で企業価値が10億ドル以上になっていないユニコーン企業は、日本には1社もないが、中国には162社あります。この企業価値の合計は78兆円と言われ、平均年齢42歳の企業トップは、未来あるユニコーンに世界中の投資家が集まるので、上場する必要がなく、自由闊達に企業運営をしています。
このような激動の時代に、著名な英経済学者メイナード・ケインズの言葉「事実を変化したら、私は意見を変える」が思い起こされます。我々人間は見たいものしか見ない、聞きたいものしか聞かない傾向があるが、変化している現実を直視し、それに併せて自分の意見を構築しなさいということです。
イギリスがEUから離脱する。あるわけないとみんな思った。しかし離脱した。アメリカでトランプみたいな奴が大統領になれないと思った。しかし大統領になった。
あやふやなマスコミの報道や自分の既成概念に惑わされず、現実を直視すること。これが国難に遭遇している人たちがするべきことなのです。
第2部は、情熱のヴァイオリニスト 川井郁子氏が登場。日本古謡の「時の彼方に」からはじまり、チャールダーシュ」や「黒い瞳」をご披露いただきました。
主催者挨拶として、賢者の選択リーダーズ倶楽部の代表幹事 前田 高明より、ご挨拶させていただきました。続いて特別顧問のクリエイティブ・ディレクター 近衞 忠氏氏よりご挨拶を賜りました。
株式会社矢動丸プロジェクト 代表取締役社長 前田高明 【賢者の選択 リーダーズ倶楽部 代表幹事】 |
クリエイティブ・ディレクター 近衞忠大氏 【賢者の選択 リーダーズ倶楽部 特別顧問】 |
続いて、発起人の山本特許法律事務所 弁理士 山本秀策氏の乾杯のご発声で秋のパーティーがスタートいたしました。
山本特許法律事務所
弁理士 山本秀策氏
【賢者の選択 リーダーズ倶楽部 発起人】
その後、豪華な賞品が当たる抽選会が行われました。リーダーズ倶楽部のメンバー様も今回初参加の方も、多くの方が当選され大変盛り上がりました。
大盛況の中、発起人のサラヤ株式会社 代表取締役社長 更家悠介氏よりご挨拶をいただき中締めとなりました。
サラヤ株式会社
代表取締役社長 更家悠介氏
【賢者の選択 リーダーズ倶楽部 発起人】