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賢者の選択 リーダーズ倶楽部事務局

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活動報告

活動レポート 東京例会
2015年12月22日
第8回例会 東京

今回の会場は、有楽町にある外国特派員協会(外国人記者クラブ)で開催いたしました。
メンバースピーチとして、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局次長 間宮淑夫氏に「地方創生の課題と展望」というテーマで、地方創生の取り組みについてお話していただきました。ゲストスピーチでは、順天堂大学医学部付属順天堂医院 教授 小林弘幸氏に「人生を決める健康の極意」というテーマで、「普段疎かにしがちの健康」についてお話しいただきました。

 

基調講演テーマ

メンバーズトーク

地方創生の課題と展望
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局次長 間宮淑夫氏

日本は東京を中心に経済が発展してきました。経済成長を支えるために地方が人材を供給してきたのです。こうした人が急速に高齢化すると、東京も少子高齢化の例外ではありません。日本全体の問題として地方創生に取り組まなくてはなりません。

人口減少に歯止めを掛けるためには、まず地方に仕事をつくらなければなりません。仕事があると人が集まり、町が賑やかになります。そうすると、仕事が増えて、また人が集まり、さらに町は賑やかになります。この循環が人口問題を解決するのです。

国は地方創生に向けて長期ビジョンと5カ年計画で総合的な戦略を作成するとともに、具体的な事業として地方版総合戦略の策定と推進に力を入れています。都道府県別の労働生産性をみると、東京が突出して地方は低迷していますが、3位に滋賀県、5位に山口県がランクインするなど、製造業の拠点がある府県は健闘しています。地域の企業の技術力を生かしたり、東京に一極集中している企業の本社機能などを地方に移転することで地方の雇用が生まれます。東京に本社機能がある企業が地方拠点を強化すると、税制面での優遇措置を受けることもできます。

民間に頼るだけでなく、国は研究機関などの政府関係機関を地方に移転することを推進しています。また、地方創生に積極的に取り組む市町村に対しては、意欲と能力のある国家公務員や大学研究者などを市町村長の補佐役として送り込む人材支援制度も講じています。

観光客が東京だけでなく地方にも訪れ、海外企業の日本拠点を地方に誘致することで大きな活性化をもたらします。さまざまな地方創生の取り組みがありますが、最終的にはそれぞれの人が、それぞれの地域で具体化されることになります。地域の一員として皆様が自分たちの地元の問題点を捉え、その解決のためにどう貢献できるかを考えていただければと思います。

ゲストトーク

人生を決める健康の極意
順天堂大学医学部付属順天堂医院 教授 小林弘幸氏

会社のプレゼンテーションで自分の力を100%出せたかと聞くと、多くの人は60%というのが現実です。しかし、本当に社員が100%のパフォーマンスを出せたなら、その企業の営業利益は計り知れないものになるでしょう。どうしても数字を追ったり、システムや機械にとらわれてしまいますが、会社を動かしているのは人です。人を育て、人を完璧な状態にしなければ意味はないのです。

最高のパフォーマンスを発揮するためには健康な体が必要です。健康とは、人間の体の中にある60兆個の細胞にいかに質の良い血液を流せるかということです。健康を考える上で、自律神経と腸は外すことのできないポイントです。

よく、心技体が大切だといいますが、なぜ心が先に来るのでしょうか。重要なのは体なのに、なぜ心が先に来るのでしょうか。これが人の弱さです。人はすべてを心に頼ろうとするのです。体が完璧ならば、心は自然に着いてくるものです。

天候が悪く低気圧だったり、女性ならハイヒールを履いているとか、遅刻をして時間に追われているだけで、血流が悪くなりパフォーマンスが低下してしまいます。血流を上げるため、正しいストレッチ法や、呼吸法、入浴法、寝具などを身につけて、朝食を毎日しっかり食べることをおすすめします。

また、健康と人生の質は腸内環境で決まるともいわれています。ヨーグルトなどの乳酸菌とともに、食物繊維やミネラルをきちんと摂ることです。定期的に健康診断を受けることも大切です。もし同じ症状が3週間続いたならば、必ず診察を受けてください。手遅れを防ぐためにも、忙しいとか、診断が恐いと思わずに、すぐ専門医に相談することが重要です。

開催日時
2015年12月22日(火)