次世代リーダーズコラム2

2015年9月 龍野 日和 氏

次世代リーダーズコラム2

2015年9月 牧野 義司 氏

第6回例会では、株式会社サイバードの堀社長とC Channel株式会社の森川社長にご講演頂きました。内容は違えど、お二人のお話の根本には「自立」と「生存」というテーマを感じました。

まず堀社長のお話で最も印象深かった言葉は「カミカゼ」です。「カミカゼ」とは「ふっと急にやる気になる瞬間」のことで、堀社長が何かを決断する時「カミカゼが吹くのを感じた」と仰っていました。将来はカミカゼ発生の条件を科学的に解明したいと考えられているそうです。この命題は大学でモチベーションを学ぶ私にも興味深く、これには周囲の人といった「外部要因」又「苦しい思い」が必要だと考えています。高校までは農業研究者になろうと思っていましたが、経済や心理学に興味を持つうちに進学先を変えました。大学入学を機に学外活動を通じ様々な刺激を受け、時折苦しい思いをするとカミカゼを感じました。今思えば、社会で生きる新しい自分を認識するきっかけと言えるかもしれません。

次に森川社長からは「管理しないリーダーシップ」を学びました。森川社長は「情報共有をしない」「人事評価はその人が必要か否か」など、驚くような経営の仕方をしており、私はこの講演でリーダーシップは必ずしも人の上に立つ管理者だけではないことを実感しました。敢えて言うなら「縁の下の力持ち」が適切かもしれません。このようなリーダーシップの在り様が成立できているのはLINE社員の皆さんの力も大きいと思われます。社員一人一人が自立したプロとして自分で考え、自分で行動しているため、リーダーはむしろその行動を阻害せず、動きやすい方向にリードすることが成功に繋がったのでしょう。

また講演を終えて感じたのは、所属するモチベーション行動科学部で学んだことがどちらにも通じるということです。この学部は「人はどうしたらモチベーションが上がるのか」を科学的に研究する学部で、心理学を基礎に経営、教育の分野を勉強します。講演では経営というより社長の生い立ちのような「人間」について語られていた分、社会における個人や組織の「心理」の重要性を再認識できました。

現在両社長のお話や自分の経験から、現在広告・コンサルの業界に関心を持ち、現場を知るためIT会社でインターンもしています。どう働くかは都度変わるかもしれませんが、自立した一人のプロとして、どんな仕事でも両社長のような日本を支える一人となりたいと思います。

プロフィール

龍野 日和 氏(東京未来大学モチベーション行動科学部3年)

地方と都会、両方に在住して改めて日本の良さを再認識。しかし地方の素晴らしさが都会に伝わっていないことも実感し、日本の良さを国内だけでなく世界中に知ってもらいたいと思うようになる。その過程でITに関心を持ってからはスマートシェア株式会社でインターンとして働く。現在は就職活動の傍ら、世界市場の伝統工芸の需要創出を目指し、日本の伝統工芸の情報を発信する「和魂プロジェクト」に取り組んでいる。

 
 

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